
α5100を2018年7月に購入しました。
僕にとっては初めてのデジカメ。
今まで写真はスマホで十分だと思っていました。
ですがインスタ巡回中に背景のボケた写真に魅せられ、自分も同じ写真が撮りたいと思うようになり、社会人初のボーナス(とは言っても寸志)で初めてカメラを購入しました。
そんな思い入れの深い初カメラも2019年3月にα6400の購入と共に売却しましたが、今思い出してもα5100は良いカメラだったと思います。
そんなα5100の最終レビューをしていきます。
Contents
カメラ入門の第一歩にオススメできる
α5100を思い出すためにamazonのレビューを読んでいました。
評価は☆3.8で中々の高評価。
α5100の発売が2014年9月ということで5年以上前のカメラですが、新しいレビューも多く、いまだに愛用されている方も多いようです。
レビューの内容を読んでいると、「軽い」「安くて高品質」「初心者にオススメ」といった点で高評価を得ています。
僕の感想も同様で、カメラのことを何も分からない初心者が手にするには一番オススメできると思います。
初心者にオススメなポイントは全部で3つです。
- 安い
- 軽い
- 基本性能の高いミラーレス一眼
上記3点を中心にα5100をレビューしていきます。
価格が安いので初心者でも気軽に購入できる
ズームレンズキットがお値段52,500円!
(2019年9月現在)
…え、思ったよりも高い?
ええ、カメラの相場を知らなければ十分高いと感じるでしょう。
5万円って高いですからね。PS4やスイッチ買えますよ。
ですが、これってカメラの世界ではものすごく安いんですよ。
カメラの値段ってピンキリですが、初心者入門用の相場はおよそ6万~10万はします。
もちろん2万、3万のカメラもありますが、安いカメラを買ってしまうと写真を撮った時の感動が薄く、あまりおすすめできません。
安物買いの銭失いですね。
せめてスマホよりはいい写真が撮りたいはず。
そうなると最低でも6万~は必要になるわけです。
ということは5万円台のα5100は安い部類のカメラなのです。
軽いのでどこにでも持ち運べる
α5100の重量は224g。
iPhone11proMaxと同じくらいの重さです。
スマホにしては重いかもしれませんが、カメラとしてはめちゃくちゃ軽い!
どこにでも持ち運べます。
僕が初めてカメラを買うとき、ヨドバシの店員さんに言われたことです。
意気込んでカメラを買ったはいいものの、あまりの重さに2,3回使って物置へ放置…なんてことになったら勿体ないですよね。
ですが、これは事実よくあることです。
カメラが重いとお出かけするときに持ち歩こうと思いません。
初めてカメラなら尚更、カメラの楽しさを知る前に手放してしまうでしょう。
逆にカメラが軽ければカメラを持ち運ぶ機会が増えます。
写真を撮る回数も多くなるでしょう。
撮る回数が増えれば写真が上達し、もっと写真が楽しくなるでしょう。
楽しくればもさらに写真が撮りたくなるのでカメラを持ち運ぶ機会が増え…
といった具合に好循環が生まれます。
(その結果レンズ沼、フルサイズ症候群を発症するんですけど…)
好循環が生まれてからハイスペックなカメラやレンズにステップアップすればいいのです
最初から重たい一眼レフよりかは馴染みやすいカメラのほうが写真の楽しさを味わえます。
とにかく初心者には軽さが絶対。
レンズ交換を楽しめる
初心者にはレンズ交換式のカメラをぜひともオススメしたいです。
最初はボディに付属しているキットレンズでいいのです。
初心者にはどのレンズが良いのか判断が付きませんし、レンズそのものも高価ですから。
しかし、撮影に慣れてくればもっといい写真が撮りたいと思うようになるはずです。
そんなときにレンズ交換式のカメラであれば、レンズを買い足すことで写真の幅が広がります。
コンデジの場合はカメラを買い替えなければ撮れる写真は変わりませんから、その点ミラーレス一眼はお得です。
…はい、α5100はミラーレス一眼です。
当たり前ではありますがレンズの交換ができます。
レンズ交換の楽しさを知ることができるカメラとしてα5100はピッタリでしょう。

▲α5100に「SEL35F18」という単焦点レンズで撮影した写真
安いカメラでもレンズを交換すればこんなにも大きいボケた写真が撮れますよ!
センサーサイズが大きい
初心者向けのコンパクトなカメラでありながらAPSCセンサーを搭載しており本格的な撮影も可能です。
カメラを触ったことない人はAPSCセンサーと言われてもピンとこないかもしれませんが、簡単に言えば高画質な写真が撮れるセンサーだと思ってください。
APSCとはセンサーの大きさであり、センサーが大きいほど綺麗な写真が撮影できると思ってもらえれば構いません。
上の図を見てもらえれば分かる通り、APSCセンサーはスマホカメラに使用されているセンサーよりも遥かに大きいことが分かりますよね?
センサーの大きさは夜間で如実に差が出ます。
センサーが暗いところでも明るく撮れるのです。
ボケも大きくなります。
すなわちAPSCセンサーが搭載されているα5100はスマホで撮れる写真よりも明るくボケが大きい。
だからα5100がおすすめなのです。
1~2万で購入できる格安のコンデジに積まれているセンサーは良くて一型です。
APSCセンサーとの違いは一目瞭然。

▲センサーが大きいほどボケる写真が撮れる!
ビギナーに押せる基本性能3つ
ここからは細かいけれど、初心者には嬉しい機能を紹介していきます。
タッチパネル機能が付いている
α5100はタッチパネルで操作ができるので安心。
写真に撮り慣れている人はピント合わせもマニュアル操作が便利ですが、スマホでしか写真を撮ったことがない人はタッチパネルで操作できた方が直感的で使いやすいです。
上位機種であるα6000やα6300にはタッチパネルが付いていないので、取っつきやすさを求めるなら5100がおすすめです。

180度チルト液晶
液晶が180度回転するので自撮りをすることが可能です。
スマホのカメラが進化してきているとはいえ、インカメについてはまだまだ画質の荒いカメラが搭載されていることがほとんどです。
高画質で自撮り写真や動画が撮りたい人はチルト液晶が必須でしょう。
上位機種であるα6100、α6400、α6600も液晶が180度回転しますが、カメラ本体価格も高くなりますので安くて自撮りができるカメラが欲しい人はα5100が選択肢に挙がります。

内蔵ストロボ付き
高級機ほどついていない内蔵ストロボ。
ストロボなんて普段使わないよ~って人も多いかと思いますが、あれば役立つシーンも多いです。
例えばフリマアプリに掲載する商品写真を撮ろうとしたとき、室内での撮影ではどうしても被写体が暗く映ってしまいますが、ストロボを使用すれば明るく撮影することができます。
α5100のよくない点
ここはイマイチだな~ってところも紹介していきますよ。
ボタンが少ない
カメラ本体のボタンやダイヤルの数も少ないので便利性の点で劣ります。

▲ボダンやダイヤルが少ないので操作がもたつくかも?
ですが、ボタンの数については初心者が気にすることはないです。
スマホでは撮れない写真を撮ることを目的とすれば、ボタンの少なさは気になりません。
逆にボタンが多いほど初心者は混乱してしまうでしょう。
人は選択肢が少ないほど迷わない生き物です。
仮にボタンが少ないと感じてきても設定で各種ボタンに操作を割り当てることができるので、工夫次第では操作性も悪くなりません。
EFVがない
個人的に一番困ったのがEFV(光学式ビューファインダー)が付いていないことです。
α5100を購入する当初はファインダーが無くても困らないだろうと考えていました。
ですが晴天時の野外撮影では液晶モニターが暗くて見づらく、まともに被写体を捉えることができません。
晴天でも液晶画面を明るくすればかろうじて視認できますが、やっぱり使いにくかったですね。
α5100からα6400に乗り換えた理由の一つにEFVが欲しかった点が挙げられるくらいです。
EFVがあればα5100は初心者用カメラとして完璧だった…
低予算でカメラを初めてみたいならα5100を買うべし
α5100はα6000シリーズの前世代にあたりますのでAF速度や画像処理エンジン、連写速度などの基本的スペックは低いです。
10万円くらい予算があればα6000シリーズをおすすめしたいですが、初めてのカメラにお金をそこまでかけられないのであればα5100がおすすめです。
中古なら3万~4万で手に入りますし、もう3万出せば中古でSEL35F18の単焦点レンズが買えます。
α5100+単焦点レンズの格安セットでもカメラの楽しさを十分に実感することができるはずです。
スマホでは撮れない一味違う写真が撮りたいけれどお金がない!
って人はα5100を検討してみては?

▲α5100+SEL35F18